データで見る相続
データで見る相続
文書作成日:2023/11/20
増加に転じた相続税の新規発生滞納額

今年8月に国税庁から「令和4年度租税滞納状況の概要」(※)が発表されました。ここではその結果と過去のデータから、直近10年間の相続税の滞納状況をみていきます。

1
2022年度の状況

 調査結果などから、直近10年間の相続税の滞納状況をまとめると、下表のとおりです。

 2022年度の相続税の新規発生滞納額は367億円でした。整理済額は357億円で、新規発生滞納額が整理済額を上回りました。結果、当年度末滞納整理中のものの額が527億円となり、2021年度から増加しました。

2
過去10年の状況

 2013年度以降の状況をみると、整理済額が新規発生滞納額を上回る状況が続き、当年度末滞納整理中のものの額が減少し続けました。2013年度末には936億円あった滞納整理中のものの額は、2021年度には517億円と400億円以上も減少しました。

 ところが上述のとおり、2022年度は新規発生滞納額が整理済額を上回り、10年間で初めて当年度末滞納整理中のものの額が増加しました。また、2022年の新規発生滞納額は直近10年の最高額です。
 国税庁では、滞納の未然防止や納付指導の取組を進めていることから、2023年度以降も大幅な滞納整理中のものの額の増加は考えにくいのではないかと思われます。

 相続税に関するお悩みは、お気軽に当事務所までご相談ください。

(※)国税庁「令和4年度租税滞納状況の概要
 2023年(令和5年)8月に発表された資料で、国税の滞納状況をまとめたものです。なお滞納とは、国税が納期限までに納付されず、督促状が発付されたものをいいます。また数字は、四捨五入の関係で合計が一致しないことがあります。

※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
 本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。
 
お問合せ
加藤忠男税理士事務所
〒335-0004
埼玉県蕨市中央1-26-1
T-1ビル301号
TEL:048-445-5265 
FAX:048-431-1782 
メールでのお問合せ

営業時間
(平日)9:00〜18:00
祝祭日を除く

訪問可能エリア:
埼玉県さいたま市(大宮・浦和・与野・岩槻)、さいたま市浦和区、さいたま市緑区、さいたま市南区、さいたま市桜区、さいたま市中央区、さいたま市大宮区、さいたま市見沼区、さいたま市北区、さいたま市西区、さいたま市岩槻区、川口市、蕨市、越谷市、鳩ヶ谷市、草加市、三郷市、八潮市、吉川市、和光市、朝霞市、志木市、新座市、富士見市、上福岡市、千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区、板橋区、練馬区、台東区、墨田区、江東区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区。但し、書類のやり取りが郵送等にて対応可能で、更に来所して頂ける場合は全国可。
 
   
加藤忠男税理士事務所