作成日:2016/12/05
配偶者控除の見直し論について
政府の税制調査会(会長は中里実教授)は、2017年度の税制改正大綱を8日にも決定するようだ。
今回の改正では、以前より検討課題とされてきた「配偶者控除」の見直しがある。
限度額の引上げや夫婦控除の新設等、委員や政治家の思惑によって、色々と改正案が議論されている。
しかし、個人所得税については、小手先の改正でなく、根本的な課税制度について見直しが必要な時期に来ているのではないか。
選挙対策や自身の研究課題にこじつけた議論や、その場限りの場当たり的な対策ではなく、この国の将来をしっかりと見据えた議論を期待したいものだ。